何はともあれ、個人旅行でまず必要になるのが航空券。これだけはどうしても必要です。
 中には、韓国・台湾・中国等へ行くのに船を利用する人もいますが、ここではそういうレアケースは割愛します。

 海外旅行の費用のなかで、最も大きいのは航空運賃でしょう。
 アジア便は比較的安いものの、現地の滞在費と比較すれば高い。ヨーロッパ便などは、飛行機だけで15万円ほど(夏の場合)もかかってしまう・・・。庶民にとっては頭の痛いところです。

 この航空運賃をどれだけ安くあげられるかが、まずポイントになってきます。そこで必要なのが、格安航空券。

 一昔前までは、格安航空券というのはあくまで日蔭の存在でした。今でも建前上は特殊な航空券ということになっていますが、事実上は格安航空券が航空券のデフォルトになっていると言ってしまってもいいでしょう。

 それでは、どこでその格安航空券を手に入れるのか。このサイトを見ることができる人なら、検索サイトで「格安航空券」を検索すれば、山のように格安航空券会社がヒットすること間違いないので、説明は要らないでしょう。

 問題は、山のようにある格安航空券会社の中から、いったいどこを選ぶのか、ということです。

 私は、ぶっちゃけ
どこでもいい、と思います。
 ・・・と言ってしまっては身もフタもありませんが、格安航空券なんて、安ければいいってシロモノです。安いところから買えばいいのです。

 しかし中には、ちょっとヤバそうな会社があるのも事実。基本的に零細企業が多い業界ですが、あまりにも零細すぎるところだと、支払いの後に倒産→トンズラという目に遭わないとも限りません。

 勢いのある会社なのか、それとも倒れそうな会社なのか。ある程度、その会社のHPから伺い知ることはできます。
 サイトの充実度、設立年度(もちろん古いほうが安心)、資本金などなど。推し量る材料は転がっています。

 信頼できそうな会社をいくつかピックアップして、安いトコから選べばいいのです。

 私が格安航空券を買う際に、いつも比較している会社のサイトを以下にピックアップします。


etour 平成12年設立、資本金2億6千万円。
サイトはかなり充実しています。特に空席検索の充実ぶりは特筆モノ。使えます。
SKYGATE 平成12年設立、資本金3億5千万円。
ソニーグループの格安航空券会社。ソニーブランドを全面に押し出しています。
サイトはかなり充実。空席検索は、e-tourよりもさらに上をいっているかもしれません。使えます。
H.I.S 昭和55年設立、資本金68臆8千万円。
言わずと知れた、格安航空券会社の草分け。この会社が日本の高すぎる航空運賃の引き下げに果たした役割はとても大きいのです。
そんなHISも、今や業界内ではマンモス会社。飛びぬけています。
ここの売りは、バカみたいに安いバーゲンチケット。ソウル往復で2万以下はザラです。
しかし、通常の検索はイマイチ使い勝手が悪い。H.I..Sを利用するのなら、オンラインではなく店舗で交渉するのがいいと思います。
ATB
昭和56年設立、資本金7億5千万円。
マップツアーと言ったほうが通りがいいでしょう。かつては業界内でも確固たる地位を占めた老舗ですが、今では新規参入業者の勢いに押されて陰が薄い。ATBと社名変更して巻き返しを図れるか。
ここも、検索はH.I.S風で、ちょっと使い勝手が悪い。
CAS Tour
平成3年設立、資本金3000万円。
比較的小さな会社ですが、ここは安いです。
バナーをコテコテ貼ったりせず、ツアーや国内旅行などに色目を使わずに、「格安航空券で勝負!」という潔さがいいです。
テキスト主体でシンプル・高速なサイト構成にも好感度高し。個人的にはとても好きです。
ただし成田発しか扱っていないので、地方の方には無縁かも。