(前回)
さて、「絵本講座」の当日がやって来た。
実際に絵本を読んでみせたりしながら、
絵本の良さや子供の反応についてなど講師の先生のお話はどんどん進んでいく。
後半に入っていよいよ出ました『テレビの弊害』のお話。
テレビがいかに悪影響をもたらすかへと話が進む。
テレビや幼児教育ビデオを垂れ流しで見せられていた子供が
他者とのコミュニケーションが取れない子供に育った事例。
その子にテレビを見せるのを一切止めて、絵本の読み聞かせをすることで
他者とのかかわりが身につけられるようになったこと。
絵本を読み聞かせること。それも親の声で読んであげることの大切さ。
絵本の良さが切々と続く。
最後に質疑応答の時間。
ここで質問が何も出なかったら役員が率先して何か質問しなきゃいけないねぇ なんて
事前に話していたのだが…。
影でこそこそと文句を言うなら直接本人に言うべきだと
常に思っているんなら、この場合は対個人ではないけれど、
ここで絵本の宣教師に思ってることをぶつけるべきでは?
と使命感?がむくむく湧き出す私^^;
『実際問題としてテレビなしの生活は現実的ではない現代、
絵本とテレビは共存できないのか?』の疑問をぶつけてみる。
講師の先生曰く
テレビの弊害うんぬんの話は、あくまでも幼年期の小さい子供についての話であり、
もっと大きくなればテレビから入ってくる情報も有用であること。
逆に幼児教育ビデオやマスメディアに関わる人たちに問い詰めると
「テレビやビデオが万能で一番というわけではなく、使い方には注意が必要である」
との答えが返ってくること。
ほぉぉ〜、あくまでも小さい子供の話 ときましたか。
ちょっと肩透かしをくらった気分(苦笑)
確かに講演を聴いていると、文章で見るほどテレビを敵視している印象はなく、
テレビをつけっぱなしにせず、適度に使い分けすればいい ということなのかなぁ
という印象だったのたが…。
2002.5.21
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